GUIDE — BEST VALUE / GAMEPAD

格ゲー向け安いパッドのおすすめ

パッドは3種類の格ゲーデバイスの中でいちばん安く始められるカテゴリです。 ただし「安いパッド」と「格ゲー向けの安いパッド」はまったく別物。 ストリートファイター6向けに、コスパで見たとき押さえるべきポイントとおすすめを具体的に見ていきます。

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格ゲー用として見るべきは2つだけです。 ひとつは6ボタン配置(次の図)、もうひとつは方向入力の質。 方向入力は十字キー派とスティック派に分かれるので、自分が使うほうの出来を見てください。 一方でポーリングレート8Kのような数字は、SF6ではほとんど差になりません。

016ボタン配置とは何か

言葉だけだと分かりにくいので、並びを見てください。

標準パッドと格ゲー向け6ボタンパッドのボタン配置の違い 標準パッドはフェイスボタンが4つしかないため、SF6の6つの攻撃ボタンのうち強パンチと強キックをR1・R2のショルダーボタンに割り当てることになる。格ゲー向けの6ボタンパッドは、6つの攻撃ボタンがすべてフェイスに2段3列で並ぶため、親指だけで操作できる。 標準パッド(4ボタン) R1 = 強P R2 = 強K 中P 弱P 中K 弱K 強攻撃2つは人差し指・中指へ 格ゲー向け(6ボタン) R1 空き R2 空き 弱P 中P 強P 弱K 中K 強K 6つすべてが親指で届く 標準パッドと格ゲー向け6ボタンパッドのボタン配置の違い 標準パッドはフェイスボタンが4つしかないため、SF6の6つの攻撃ボタンのうち強パンチと強キックをR1・R2のショルダーボタンに割り当てることになる。格ゲー向けの6ボタンパッドは、6つの攻撃ボタンがすべてフェイスに2段3列で並ぶため、親指だけで操作できる。 標準パッド(4ボタン) R1 = 強P R2 = 強K 中P 弱P 中K 弱K 強攻撃2つは人差し指・中指へ 格ゲー向け(6ボタン) R1 空き R2 空き 弱P 中P 強P 弱K 中K 強K 6つすべてが親指で届く
標準パッドはフェイスに4つしかないため、強P・強Kを R1 / R2 に割り当てることになります。 親指と人差し指で攻撃を分担する形になり、強Pと中Pの同時押しのような操作が難しくなります。 6ボタン配置ならアケコンと同じ「2段3列」がそのまま手元にあるので、同時押しも指の移動も自然です。 空いた R1 / R2 には、パリィやドライブインパクトの同時押しを割り当てられます。

6ボタン配置を採用しているのはゲームパッド全体から見るとごく少数派で、ほぼ格ゲー専用設計のモデルに限られます。 逆に言えば、この条件を入れるだけで候補はほとんど決まります。

02おすすめ — 安い順

人に勧められる理由がはっきりしているモデルだけを、安い順に並べます。 パッドは格ゲーデバイスの中でいちばん答えが出ているカテゴリなので、 上の2つで話が終わってしまう人も多いはずです。

「PS5非対応」はコンバーターで回避できる — ただし条件つき

以下に挙げるモデルの多くはPS5に対応していませんが、 コンバーター(変換機)を挟めばPS5でも使えますBrook Wingman などが定番です。

注意したいのはファームウェアの相性です。 パッド側とコンバーター側の両方が独立して更新されるため、 片方がアップデートされた直後、対応版が出るまで一時的に使えなくなることがあります。 また機種によって対応するコンバーターが違うので、 買う前に手持ちの組み合わせが動作報告されているか確認してください。 PS5で確実に使いたいなら、最初からPS5対応モデルを選ぶのが安全です。

HORI Fighting Commander OCTA

HORI Fighting Commander OCTA PC版 5,670円〜 / PS版 6,980円〜

この記事の総合1位。6ボタン配置に加えて、十字キーが格ゲー専用設計の丸型一体型。 しかも専用アプリで入力感度そのものを調節できるので、 「斜めが出すぎる/出にくい」を自分で詰められます。ここまでやっている7千円のパッドは他にありません。

  • ボタンは耐久800万回のマイクロスイッチ。しっかりしたクリック感がある
  • 方向キーの入力感度を専用アプリで調整。ボタン割り当てとプロファイルも変更できる
  • スティックは8角形ガイド+浅い倒れ角度。使う場面は少ないが、精度は高い
  • 170×90×48mm / 約230g。長時間持っても手が疲れにくい
  • 有線なので大会レギュレーションでも問題になりにくい
  • PS版は PC / PS5 / PS4 対応でタッチパッド搭載、PC版はPC専用で1,300円ほど安い

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LeadJoy Saber Plus

LeadJoy Saber Plus 8,780円〜

4ボタン機ですが、ABXYが0.35mmストロークの二層メカニカルという珍しい構成。 ほとんど沈まないボタンなので、連打や同時押しのキレが違います。 さらに上部ショルダー2個+背面2個の計4個の拡張ボタンがあり、ショルダーに追い出された強攻撃を引き取れます。

  • ABXYは0.35mmストローク / 100gf の二層構造メカニカル。静音性も上げてある
  • 拡張ボタンは上面 R4・L4 + 背面 R5・L5(いずれもメカニカル)
  • 遅延は有線でボタン2.7ms、無線でも5.5ms。ポーリング1000Hz
  • PlayStation配置(左右対称)のスティック位置
  • アプリで4ボタン同時押しのマッピングができる(マクロ機能もあるが格ゲーでは使えない)
  • 1000mAh / 約12時間。国内代理店はサイズ(Scythe)で1年保証
  • PC / Switch(PS5非対応)。PS5で使うには対応コンバーターが必要

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Leadjoy Xeno Plus

Leadjoy Xeno Plus 9,350円〜

メカニカル十字キーに交換キャップが付属し、背面ボタンは4個をフラットに並べた配置。 ショルダーに追い出された強P・強Kと、パリィ・ドライブインパクトの同時押しを、背面4個にまとめて逃がせます。 1万円以下で PC / PS4 / Xbox / Switch と対応幅が広いのも強み。

  • 十字キーはメカニカル。交換キャップ付属で形を変えられる
  • 背面4ボタン(4列フラット配置・リマップ可
  • トリガーはホールエフェクトとマイクロスイッチを切替できるデュアルモード
  • スティックはモジュール化されていて交換できる(JS13 Pro TMR / 4096ステップ)
  • スマホアプリでリアルタイムにカスタマイズできる
  • 約233g。ポーリング1000Hz(有線/2.4GHz)

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Sony DualSense

Sony DualSense 11,480円〜(PS5に付属)

すでにPS5を持っているなら、まずこれで始めるので十分です。 4ボタンなので強P・強Kはショルダーに回りますが、十字キーは4方向独立のラバードームで、 SF6を戦うぶんには問題ありません。追加投資ゼロで始められるのはパッドだけの特権です。

  • しばらく遊んで「強Pがショルダーなのがつらい」と感じたら、そのときOCTAを足せばいい
  • 単体で買うと11,480円前後。OCTAより高いので、買い足すならOCTAのほうが安上がり
  • PS5 / PC / Mac / モバイル。ハプティック・アダプティブトリガー・ジャイロ・マイク内蔵

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Void GENESIS

Void GENESIS 12,980円〜

6ボタン配置を持つ数少ない汎用パッド。しかも追加ボタンが10個もあります。 さらに十字キーが通常型とラウンド型の2種類付属していて、その場で交換できます。 「とにかく全部いじりたい」人向けの1台。

  • 追加ボタン10個 — F1〜F4 / 背面2個 / C・Zボタン / LR追加2個
  • 十字キーを通常型/ラウンド型から選べる(交換用が付属)
  • 専用ソフト「Void Link」で全ボタンをカスタマイズ、ジャイロをスティック入力に変換もできる
  • LT/RTの押し込み深度を2段階に調整可能
  • スティックはTMR方式(ドリフト防止)、高さ8mm/15mmに対応し交換用15mm×2本付属
  • 振動モーターを外して軽量化できる。約198g、最大15時間駆動
  • PC / Switch(PS5非対応)。PS5で使うには対応コンバーターが必要

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GameSir G7 Pro 8K

GameSir G7 Pro 8K 14,400円〜

格ゲー世界王者XiaoHai(小孩)モデルという、この記事でいちばん格ゲー色の濃いパッド。 ブラック&ゴールドの配色で、右グリップにXiaoHaiのサイン、充電スタンドにEWCトロフィーのアイコンが入ります。 中身もABXYが光学式・十字キーがメカニカルと、押す部分にきちんと投資されています。

  • ABXYは光学式マイクロスイッチ、十字キーはメカニカルマイクロスイッチ
  • 十字キーにはEWCの三角キープリント
  • 拡張はロック機能付き背面2個+ミニバンパー2個ロックできるので試合中の誤爆を防げる
  • ポーリングは有線・2.4GHzとも8000Hz
  • トリガーはホール効果とマイクロスイッチを切替できるデュアルモード
  • フェイスプレートが3分割のマグネット式で交換できる。充電スタンド同梱
  • 1200mAh、約392g。PC専用(PS5で使うには対応コンバーターが必要)

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HORI Fighting Commander OCTA Pro

HORI Fighting Commander OCTA Pro 14,980円〜

OCTAの上位版。最大の違いは十字キーを3種類(ワイドクロス / フラットクロス / クロス)から換装できること。 十字キーの形は好みが大きく分かれるので、合うものを自分で探せる価値は想像以上に大きいです。 無印OCTAで十字キーが合わなかった人の受け皿になります。

  • 6ボタン配置+8角ガイドの十字キー。感度調整も引き続き可能
  • 背面ボタン2個を搭載。専用アプリで割り当てられる
  • 右スティックがスライド式で、メインボタンを押すときに指が干渉しにくい
  • 2.4GHz無線に対応(充電3時間 / 連続約10時間)。有線はUSB-C to C・約3mでケーブルロック機能つき
  • 165×110×59mm / 約184gと、無印よりさらに軽い
  • PC / PS5 / PS4、3.5mmヘッドセット端子

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ZD Ultimate Legend

ZD Ultimate Legend 15,780円〜

追加ボタンが計8個という物量型。背面パドル2+背面ボタン2+追加バンパー2+前面追加2という構成で、 背面まわりだけで6個あります。同時押しの割り当て先には困りません。 ABXYをSwitch配列とXbox配列で入れ替えられるのも地味に効きます。

  • ABXYは1億回以上の寿命を持つマイクロスイッチ
  • 有線8000Hz(遅延1ms未満)/2.4GHz 900Hz/Bluetooth
  • トリガーはリニアホール効果とマイクロスイッチを切替
  • 1500mAh・温度制御つきバッテリー。1年保証と30日返品
  • PC / Switch / Switch2(PS5非対応)。PS5で使うには対応コンバーターが必要

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「マクロ○○ステップ」は格ゲーでは無視していい

この価格帯のパッドはほとんどが「最大500ステップのマクロ」といった機能を売りにしていますが、 これはFPSやアクションゲーム向けの宣伝文句です。 SF6(CPT)ではマクロ・ターボ(連射)およびそれに類する機能はすべて禁止されており、 長い連係を1ボタンに登録するような使い方はできません。

パッドの拡張ボタンで実際に役立つのは、ゲーム内の設定に用意されている同時押し (パリィ=中P+中K、ドライブインパクト=強P+強K など)の割り当てです。 これは規定でも認められています。 大会規定のくわしい解説はこちら

FAQよくある質問

Q. 格ゲー用のパッドは普通のコントローラーと何が違う?

フェイスボタンの数です。普通のパッドは4ボタンなので、SF6の6つの攻撃ボタンのうち2つをR1やR2に割り当てることになります。格ゲー向けパッドは6ボタンがフェイスに並ぶため、6つすべてを親指で押せます。6ボタン配置はゲームパッド全体から見るとごく少数派で、ほぼ格ゲー専用設計のモデルに限られます。

Q. PS5でSF6をパッドでやるなら?

安価なパッドの多くはPC・Xbox・Switch向けで、PS5対応はごく限られます。そのうえで6ボタン配置も満たすのはHORI Fighting Commander OCTA と OCTA Pro の2つです。すでにPS5を持っているなら標準のDualSenseでも十分戦えるので、まずそれで始めてから判断するのも選択肢です。

Q. 安いパッドでも格ゲーで勝てる?

勝てます。実際にSF6のプロシーンでもパッド使いは珍しくなく、Fighting Commander OCTAは6千円台ながらプロの使用者がいます。パッドは3種類の格ゲーデバイスの中で最も安く始められるカテゴリで、価格が実力の上限になることはありません。

Q. 背面ボタンは必要?

必須ではありませんが、あると便利です。安価なパッドでも拡張ボタンを備えたモデルが主流で、意識して選ばなくてもだいたい付いてきます。SF6ではパリィ(中P+中K)やドライブインパクト(強P+強K)といった同時押しを1ボタンに割り当てられます。

03まとめ

こんな人に これ 価格
PS5でSF6をやる HORI FC OCTA(PS版)
6ボタン+感度調整できる十字キー
6,980円〜
PCでSF6をやる HORI FC OCTA(PC版)
中身はほぼ同じでさらに安い
5,670円〜
すでにPS5がある DualSenseで始めて、不満が出たらOCTAを足す 0円
十字キーに
こだわりたい
HORI FC OCTA Pro
3種類から換装できる
14,980円〜
ボタンの押し味
にこだわりたい
LeadJoy Saber Plus(0.35mmストローク)
GameSir G7 Pro 8K(光学式ABXY)
8,780円〜
拡張ボタンを
たくさん使いたい
Void GENESIS(10個・6ボタン配置)
ZD Ultimate Legend(8個・背面まわりに6個)
1万3千円〜
他のゲームと
兼用したい
Leadjoy Xeno Plus
PC / PS4 / Xbox / Switch 対応で背面4個
9,350円〜

買う前の確認リスト

  • 6ボタン配置か — 最優先。該当するのはごく一部(01章
  • 使いたいハードに対応しているか — 安いパッドはPS5非対応が多い。コンバーターで回避できるが、ファームウェアの相性問題は残る
  • 十字キーの形 — 一体型か4方向独立か。合わなければ交換できる機種を選ぶ
  • 有線で使えるか — 大会に出るなら必須。無線のみのモデルは避ける

パッドは格ゲーデバイスの中でいちばん答えが出ているカテゴリです。 Fighting Commander OCTA を買っておけば、 価格を理由に困ることはまずありません。浮いた予算は練習時間に回すほうが、確実に強くなれます。 その上で「もっと入力を速くしたい」と感じるようになったら、そのときレバーレスやアケコンを検討すれば十分です。

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