SEC.DB — DEVICE DATABASE INDEX
アケコン・レバーレスをカスタムするためのパーツ(ボタン・スイッチ・レバー・レバートップ・ボタントップ・アダプター)。規格や作動点、価格で比較できます。
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上の一覧に出てくる「30φ」「はめ込み式」といった言葉と、買う前に確かめておきたい点をまとめます。
アーケードボタンの直径は30mm(30φ)と24mm(24φ)がほぼすべてです。天板の穴の大きさで決まっているので、サイズが違うものには交換できません。
昔ながらのアケコンは、メインの8ボタンが30φ、START/SELECTなどが24φという構成でした。ただし最近は24φを主体にした機種が増えています。レバーレスは24φ中心のものが多く(Smash Box、FightBox、AFG など)、アケコンでも「オール24mm」をうたう機種があります(VSLAB VSGEAR、Punk Workshop FS24 など)。逆に全ボタンが30φのレバーレス(Haute42 T16)もあります。
つまり「アケコンだから30φ」とは限りません。1台のなかで30φと24φが混在しているものも多いので、外したいボタンの直径を実際に確かめてから買ってください。
同じ30φでも、天板への固定方法が2種類あります。穴の大きさが同じでも、方式が合わないと付きません。
| 方式 | 固定のしかた | 特徴 | 代表的な型番 |
|---|---|---|---|
| はめ込み式 (スナップイン) | ツメで挟んで 留める | 工具なしで付け外しできる。 天板が厚いと入らないことがある | 三和 OBSF-30 セイミツ PS-14-G |
| ネジ式 (ねじ込み) | リングを回して 締める | 強く固定でき、ガタつきにくい。 固定部分が大きく、 取り付けられない筐体がある | 三和 OBSN-30 セイミツ PS-14-GN |
初めてならはめ込み式が無難です。工具が要らず、合わなかったときのやり直しも簡単なためです。ネジ式は固定の強さと引き換えに、固定部分のサイズで機種を選びます。
どちらの方式でも、配線はファストン端子(110型)の平型端子を差すだけのものがほとんどです。端子の形が合っていれば、メーカーをまたいだ交換もできます。
三和電子のボタンは「OBS + 種類を表す1文字 + サイズ」という並びになっています。ここが読めると型番だけで中身が分かります。
| 型番 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| OBSF | はめ込み式(無印・不透明) | OBSF-30 / OBSF-24 |
| OBSN | ネジ式 | OBSN-30 |
| OBSC | クリア(アートワークを挟める) | OBSC-30 |
| OBSJ | メタリック塗装 | OBSJ-30 |
末尾の数字がそのまま直径です。つまり OBSF-24 は「はめ込み式の24mm」、OBSN-30 は「ネジ式の30mm」を指します。
国産ボタンの二大メーカーです。どちらも品質は高く、好みの差と考えて問題ありません。
| 三和電子 | セイミツ工業 | |
|---|---|---|
| 押し込みの深さ | 深め | 浅め |
| 押した感触 | 軽く滑らか | 硬めでハッキリ |
| 採用状況 | 国内の標準。多くのアケコンに最初から付いている | 交換して使う人が多い |
| レバー | JLF(標準的な重さ・滑らか) | LS-32 / LS-40(重め・キレのある感触) |
「連打しやすい軽さ」を求めるなら三和、「押した/押していないの境目が分かりやすい」ほうがよければセイミツ、というのが大まかな目安です。とはいえ1個300円前後なので、両方を1個ずつ買って試すのが結局いちばん早い方法です。
外側の形が同じでも、中に入っているスイッチは違います。押した感触と反応の速さはここで決まります。
| タイプ | 中身 | 押した感触 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| ボタン専用 スイッチ | 三和 SW-68 セイミツ MM9-4-AU | ストロークは深め。 三和は軽く滑らか、 セイミツは硬め | 三和 OBSF-30 セイミツ PS-14-G |
| メカニカル軸 | Cherry MX / Kailh Gateron | 軸によって変わる (リニア/タクタイル) 交換できるものも | GamerFinger Samducksa / Specter |
| マイクロ スイッチ | Kailh GM9.0 オムロン D2FC など | はっきりした クリック感。 ストロークが短い | FlashTap / OneFRAME PWS Blaze / option |
定番の三和・セイミツは、ボタン専用に作られたスイッチを内蔵しています。マイクロスイッチを積んだ短ストローク型(FlashTap、OneFRAME、PWS Blaze、RILEME option など)は別系統で、押し込みが浅いぶん入力が速くなります。
一覧のカードには「内部スイッチ」としてこの中身を書いてありますので、買う前に確認できます。
なおレバーレスは構造が2種類あります。基板直付けタイプは、キーボードで使われているメカニカルキースイッチを基板に直接差す方式で、ここでは作動点(何mm押し込んだら入力されるか)が選ぶ基準になります。浅いほど反応は速くなりますが、そのぶん誤爆もしやすくなります。
もう一方のはめ込みボタン型は、アケコンと同じように天板の穴へアーケードボタンを取り付けます。上の3タイプがそのまま当てはまるので、ボタンごと交換して押し心地を変えられます。
機種によって違うので、実際に付いている数を数えてから買ってください。アケコンの天板は8ボタンのものが多いですが、10〜13ボタンの機種もあります。1台の中で30φと24φが混在していることも多いので、サイズごとに数えるのが確実です。全部を同じ色にするか、色を分けるかでも必要な数は変わります。
不要です。アケコンのボタン配線はファストン端子を抜き差しするだけで、工具もほぼ要りません。レバーレスも、ホットスワップ対応の機種ならスイッチを引き抜いて差すだけです。ホットスワップ非対応の場合はハンダ付けが必要になります。
取り付け方式とサイズが合っていれば問題ありません。実際、メインの8ボタンだけ交換して、START/SELECT は元のままという構成もよくあります。ただし押し心地が変わるので、同じ役割のボタンは揃えたほうが扱いやすくなります。
打鍵音はかなり下がりますが、無音にはなりません。音の大部分はボタンが底に当たる音なので、静音スイッチを使っても「コトコト」という音は残ります。集合住宅や配信で気になる場合は、静音ボタンに加えて本体の下に防振マットを敷くと効果的です。